テキストと文献について

1)ふれあいペアレントプログラムのテキスト

ふれあいペアレントプログラムを実施する際には,テキストが必要です。テキストには,親用テキストと指導者用テキストがあります。親がプログラムに参加する時には,親用テキストを必ず購入して下さい。
また,指導者になる方は,親用テキストと指導者用テキストの両方を購入してください。 プログラムにおける学習会では,パワーポイントで説明していきますが,そのパワーポイントが収められたCDは,指導者養成講座の際に購入してください。

①親用テキスト

 尾崎康子著「社会的コミュニケーションが気になる子の育て方がわかる ふれあいペアレントプログラム」ミネルヴァ書房(2600円+税)

正誤表ができました。ダウンロートはこちらから

②指導者用テキスト

尾崎康子編著「ふれあいペアレントプログラム指導者用ガイド」ミネルヴァ書房(3500円+税)

[目次] はじめに  
第Ⅰ部 
ふれあいペアレントプログラム実施のために知っておきたいこと
第1章 障害児の親への支援
 
1  育児不安と育児ストレス 
2  障害受容  
3  親支援における親の立場  
4  自閉スペクトラムの親支援プログラム
第2章 乳幼児期の発達的特徴  
1  社会的認知の発達  
2  情動の発達  
3 関係性の発達
第3章 自閉スペクトラムの理解と支援  
1  自閉スペクトラムの特性  
2  自閉スペクトラム症の早期発見・早期支援  
3  発達支援と親支援の動向  
4  感覚運動に関する支援  
5  言語に関する支援
 
第Ⅱ部 ふれあいペアレントプログラムのマニュアル 
第4章 ふれあいペアレントプログラムとは  

1  社会的コミュニケーション発達を促すペアレントプログラム  
2  ふれあいペアレントプログラムのあゆみ  
3  ふれあいペアレントプログラムの背景にある理論  
4  ふれあいペアレントプログラムのターゲットスキル
第5章 ふれあいペアレントプログラムの基本的な考え方  
1  プログラム実施において指導者が留意すること  
2  プログラムに必要な基礎知識
第6章 ふれあいペアレントプログラムにおける親支援の考え方  
1  何のための親支援か  
2  親のエンパワメント  
3  親が置かれている状況と様々な背景をもつ親への理解  
4  親の後悔と罪悪感  
5  障害告知と親の心情
第7章 ふれあいペアレントプログラムの内容  
1  プログラムの対象  
2  プログラムの指導者  
3  プログラムの教材と使い方  
4  プログラムスケジュールの立て方
第8章 セッションの実際の進め方  
1  セッションの構成  
2  学習会の進め方  
3  グループワークの進め方  
4  ホームワークの進め方
第9章 セッションの解説
第1回 ガイダンス
第2回 社会的コミュニケーションの方法
第3回 社会的コミュニケーション段階の特徴と目標
第4回 子どもの育て方(1)関わり方の基本 
第5回 子どもの育て方(2)やりとりの工夫 
第6回 子どもの育て方(3)段階別の関わり方とやりとり
第7回 親子ふれあい遊び(1)ふれあい方略
第8回 親子ふれあい遊び(2)段階別のふれあい方略  
第9回 親子ふれあい遊びの発展

③学習会用CD

尾崎康子著「ふれあいペアレントプログラム」(3000円+税)
指導者養成講座で販売します。

2)ふれあいペアレントプログラムを理解するための文献

【著 書】
尾崎康子編著(2014)CHEDY幼児用発達障害チェックリスト 文教資料協会
尾崎康子編著(2014)CHEDY幼児用発達障害チェックリスト解説書 文教資料協会
尾崎康子・三宅篤子編著(2016)知っておきたい発達障害のアセスメント ミネルヴァ書房
尾崎康子・三宅篤子編著(2016)知っておきたい発達障害の療育 ミネルヴァ書房
近藤清美・尾崎康子編著(2017)社会・情動発達とその支援 ミネルヴァ書房
藤野博・東條吉邦(2018)自閉スペクトラムの発達科学 新曜社
尾崎康子・小林真・水内豊和・阿部美穂子編著(2018)よくわかる障害児保育第2版  ミネルヴァ書房
尾崎康子編著(2018)気になる子の手先の器用さのアセスメント ミネルヴァ書房
尾崎康子・森口佑介編著(2018)社会的認知の発達科学 新曜社
尾崎康子(2018)社会的コミュニケーション発達が気になる子の育て方がわかる ふれあいペアレントプログラム ミネルヴァ書房

【論 文】
尾崎康子(2013)発達障害児の親支援プログラムの検討―親の心理的要因と支援ニーズとの関連から― 人間社会研究, 10,pp.71-78.
尾崎康子・小林真・水内豊和・阿部美穂子(2013)幼児用発達障害チェックリスト(CHEDY)による高機能広汎性発達障害の識別に関する検討 相模女子大学紀要,76C,pp.91-101.
尾崎康子・小林真・水内豊和・阿部美穂子(2013)保育者による幼児用発達障害チェックリスト(CHEDY)の有用性に関する検討 特殊教育学研究,51(4),pp.335-345.
尾崎康子・池谷佐和・原田沙織・松本美穂(2014)幼児期における自閉症スペクトラムのアセスメントと発達支援―三項関係の発達評価による事例研究 相模女子大学紀要,77C, pp.129-135.
尾崎康子(2015)自閉症スペクトラム障害の親支援にかかわる要因の探索的研究 ― 間主観性、愛着、育児不安、障害受容に焦点をあてて― 相模女子大学紀要,78, pp.63-74.
尾崎康子(2015)子育て支援プログラム開発の道程 家庭教育研究所紀要,37,pp.73-87.
尾崎康子(2017)社会的コミュニケーション発達を促すペアレントプログラムの開発と検証  臨床発達心理実践研究,12, pp.10-16.

【学会発表】
Gabor Toth, Yasuko Ozaki, Masahide Saito.(2013)“Hard to Reach?” Engaging fathers to increase  their involvement in an early intervention-based family support program. IASSIDD Asia- Pacific Congress
尾崎康子・トート・ガーボル・齋藤雅英(2013)発達障害のペアレントプログラムの開発と検証 日本特殊教育学会第51回大会
尾崎康子・トート・ガーボル・齋藤雅英(2014)発達障害の親支援におけるアセスメントとプログラムの開発と検証―発達論的アプローチからの検討 日本発達心理学会第25回大会
Gabor Toth, Yasuko Ozaki, Masahide Saito.(2014)How to Engage Fathers to Increase their Involvement while Taking Part in an Early Intervention-based Family Support Program. 4th IASSIDD Europe Congress
尾崎康子・トート・ガーボル(2015)発達論的アプローチに基づく親支援プログラム(1)―発達障害児の社会認知発達を促す支援― 日本発達心理学会第26回大会
トート・ガーボル・尾崎康子(2015)発達論的アプローチに基づく親支援プログラム(2)―発達障害児の感覚運動発達を促す支援― 日本発達心理学会第26回大会
尾崎康子・神尾陽子・海津亜希子・藤野博・本郷一夫(2015)準備委員会企画シンポジウム「幼児期からの発達支援のあり方」の話題提供「幼児期から学童期への一貫した発達支援」 日本特殊教育学会第53回大会
尾崎康子・立元真・近藤清美・黒田美保・三宅篤子・佐竹真次(2016)自主シンポジウム「自閉症支援に有用なペアレントプログラム―日本で試行されているプログラムの検討を中心に―」 日本発達心理学会第27回大会
尾崎康子・阿部麻耶・中野茂・やまだようこ・秦野悦子(2016)自主シンポジウム「社会・情動発達とコミュニケーション―子どもは他者との関係性をどのようにとらえるのか―」 日本発達心理学会第27回大会
尾崎康子・黒田美保・三宅篤子・近藤清美・東敦子(2016)全国士会企画実践セミナー「自閉症支援に有効なペアレントプログラムの紹介と検討」 日本臨床発達心理士会第12回全国大会
尾崎康子・黒田美保・三宅篤子(2017)全国士会企画実践セミナーA「ペアレントプログラムのテ キスト紹介とプロジェクトの今後の方針」 日本臨床発達心理士会第13回全国大会
尾崎康子・古田直樹・日戸由刈・本郷一夫・秦野悦子(2018)学会等共催シンポジウム「アセスメントから支援へ、臨床発達支援の新たな方向性を探る」 日本発達心理学会第29回大会
尾崎康子・近藤清美・黒田美保・服巻智子・中野茂(2018)学会関連団体企画シンポジウム「自閉症スペクトラム障害とアタッチメント(愛着)障害」 日本発達心理学会第29回大会
尾崎康子・服巻智子・三宅篤子(2018)全国士会企画実践セミナーA「ふれあいペアレントプログ   ラムの効果検証と社会的実装」 日本臨床発達心理士会第14回全国大会